最後に「book cafe kuju」と「パン屋 むぎとし」へ。
こちらは柴田哲弥さん率いる「山の学校」というNPO法人が中心となり、九重小学校という廃校を改装して、新たな場所として蘇らせました。
こちらの改装には、設計・施工として、eNのスタッフである奥田がメインで携わり、後は柴田さんを始め、地元や県外のボランティアのみなさんで作り上げた、心温まる空間です。
まずは本屋を散策…。
こちらは京都のガケ書房という本屋さんのサポートを受けているそうです。
並んでいる本は、ちょっとこだわりのある面白そうな本ばかり!
一冊一冊手に取っていると、あっという間に時間が過ぎ去りそうです。
色とりどりの表紙、興味を惹かれる題名…本好きにはたまりません!
そして併設された、カフェへ。
こちらは県外からの移住者たちで経営しており、本格的な「お飲み物」がいただけます。
使用されている机などは、小学校で使われていたものだったり、みんなで手作りしたものだったり…。懐かしさも感じさせる、落ち着く空間を作り出しています。
「パン屋 むぎとし」のパンはいつも売切れ必死の大人気で、この日も残り一斤…。
心優しい参加者の方が残り一斤のパンを買取り、全員に分け与えてくれました(笑)
頑固なパン職人さんが、薪からこだわって、自身の手作りの窯で焼き上げたパンは、しっかりした歯応えと、絶妙な甘みと苦味の合わさった秀逸なハードパンです。
帰路に付く前のひと時を、ゆっくりと、じんわりと…。
さぁ、旅もそろそろ終わりです。
今回はツアー募集人数も少なめに設定していた上、スタッフの家族がたくさん参加していたこともあり、アットホームな旅でした。
参加者みんなの距離が近く、地元の人達とも個々に接する機会も多く、今までで一番人との交流を密に感じたツアーではないかと思います。
これまでツアーを開催してきましたが、毎回そのツアーのカラーだとか、印象がそれぞれに違っており、毎回新たな発見もあります。
毎回参加している私でさえ、まだまだ新鮮で、新たに熊野川町に魅力を覚えて帰ります。
これからもeN一同、熊野川町の皆様、参加者の皆様に楽しんでもらえるようツアーを企画していきたいと思います。
今回も素敵な出会いに感謝して。
きよみ